日々のリフレクション

小学校教員の日々の実践ブログ 〜リフレクション〜 

リフレクションの質を向上させる取り組み

リフレクションの質を上げる取り組み

私の教育の柱は、「質の高い経験を積み重ねること」「質の高いリフレクショ

ン」です。

本日は、その質の高いリフレクションの話になります。

質の高いリフレクションができるようになる手立てとして重要なことは、

感情に目を向けることと、問いを多く持つこと(自己内対話)だと思っています。

 

また、リフレクションの質を上げるには、段階的な手立てがとても重要と感じており

ます。それは、過去、2年間の実践で、リフレクションの思考が描写からどのように変

容していくかをみとることができたからです。 (変容については、また後日)

 

今の実践している段階的な手立ては以下の通りです。

(リフレクションに特化した手立てのみ明記)

 

①関係の質を上げる。  数多くの対話を意識する。(毎日違うペア)

            毎日、ポジティブな感情に目を向ける 

            (振り返りジャーナル)

 

②思考の質を上げる。  ②ー1 ペアの対話で質問の技を意識していく

              (深い階層、エピソードまで対話させることを意識) 

            ②ー2 振り返りジャーナルに質問の技を応用していく

            ②ー3 リフレクションカードの初期段階(現計画)

 

①の振り返りジャーナル、質問の技(10個)については、下記の岩瀬先生の本を

参考にして、実践しています。

現段階の振り返りジャーナルでは、意識的に、ポジティブな感情のみに特化して、

自分や相手を意識したポジティブな感情のみ振り返ってもらっています。

 これは、先日のブログで紹介した、脳のポジティブな感情の表面積を増やす為です。

 

torugk.hatenablog.com 

よくわかる学級ファシリテーション?―かかわりスキル編― (信頼ベースのクラスをつくる)

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よくわかる学級ファシリテーション?―子どもホワイトボード・ミーティング編― (信頼ベースのクラスをつくる)

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よくわかる学級ファシリテーション3―授業編― (信頼ベースのクラスをつくる)

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 現段階では、リフレクションカードへの移行がスムーズにできるように対話や振り返

りジャーナルの工夫を教えています。

私は、問いをもつことがとても大切だと感じていますので、リフレクションカード

(中でもキッズという子供用) http:/hisa-magazine.net/rcard-r/

 を使用し、問いをゲームの中で習得し、覚えてもらおうと思っています。

(子供たちは、覚えて欲しいと言わなくても、習熟してくると覚えてきます。)

この覚えた問いが後々、振り返りジャーナルにも活きてきます。勝手に、自己内対話

ができるようになってきます。

 

 このカードは、ゲーム感覚で、深い対話と内省を生み出すカードセットです。

(このゲーム感覚というのもとても大切な要素です。)

コルブの経験学習モデルに

matome.naver.j沿って、63枚のカードで3人から4人で対話し合うこと

で、多くの気づきが得られます。

 

リフレクションカードへの移行の準備 

 本日は、このリフレクションカードをこれから先、スムーズに行うために、

ファシリテーターの養成の一回目を放課後、選抜メンバーで行いました。

 

ファシリテーターを養成するとは、リフレクションカードを実施するにあたり、

質問をする側が、なかなか発表者に適切な質問ができないと、上手く対話の場が活性化

しません。その為、グループ毎にある程度訓練されたファシリテーターを養成し、どの

グループも活性化するようにファシリテーターを養成する必要があるということです。

また、今後リフレクションカードを続くけていく上でも、モチベーションを高める上で

も、一番最初の実感(面白いという実感)がとても重要という理由も大いにあります。

 

更には、すぐにリフレクションカードに移行せず、十分に質問の技を使って、具体的な

エピソードまで聞き出し、質問を深掘りしていくという感覚をつかませたいということ

もあります。

後々、リフレクションカードをするにつれてどのように質問をすれば、深まるか等、

考える足場になると考えています。

 

 その為、リフレクションの質を上げていくことはとても段階的な手立てが重要だと思い

ます。

 

コーチングの技能を活かすカンファレンス

本日、この動画をぼんやり見ていいると、今考えているテーマである

モチベーションに繋がることをお話していました。

 

それは、この動画(グロービスG1 サミット)

藤原和博さん 小林りんさん 中室牧子さん 長谷川敦弥さんの対談でした。

 


藤原和博が問う!「稼げる大人」を育てるには~AIロボット時代に先生は生き残れるのか?

 

ティーチングからコーチングへ

 

対談の中で、中室さんは、これからの教師の存在は、

ティーチングの技能ではなく、コーチングの技能が求められる

とおっしゃっておられます。

 

このことについては、よく言われていることですが、面白かったのは、

最近の論文の紹介で、コーチングの効果測定の内容について・・

 

それは、3つのグループでコーチングを行い、どのような結果が出るかというもの・・

グループ構成は、下記の通り。

①1on1

②オンライン

③テキストメッセージを送る

その結果として、 ①の1on1しか効果が出ないということです。

つまり、効果的にモチベーションを高めるには、対面して個人のニーズにあったものを

届けないと効果的でないというものです。

 

これは、昨今の状況として、良質なオンラインのコンテンツはあるけれども、それをど

のように利用させるかは、とても重要だということがわかります。

 

また、中室さんは、コーチングが効果的に機能するには、

①適切に

②個別に

③定期的に

 

 が大切であると言います。

 

現在 私は、クラスで、「作家の時間」や「読書家の時間」等の活動を実践しているの

ですが、このカンファレンスというものが、コーチングの大切な要素を担っていると思

います。

実際、実践している中でも、このカンファレンスは、とても悩むものであり、子供たち

に、どの程度関与するか、どのように関与するかは、いつも悩みます。

 

カンファレンスについて

 

最近、Rw /wwの便りで下記のような記事がありましたので、引用します。

 「カンファランスの数が少ない!」の問題解消法

 

あなたは、1時間の授業で何人ぐらいの生徒と顔を合わせてやり取りができれば「よし」としますか?

もちろん、たくさんの数がこなせても、質が伴っていなければ、あまり意味はありません。

それでは、量と質の両方を伴ったカンファランスとはどういう状態のことを言うのでしょうか?

Conferring with Young Writers, by Ackerman & McDonough(Stenhouse)に書かれていることを参考にしながら、紹介していきます。

カンファランスを、一人ひとりの生徒をいかす時間です。(『ようこそ、一人ひとりをいかす教室へ』には、WWやRWはそのための方法として紹介されていませんが、「究極」の一人ひとりの生徒をいかす方法と言えます!!)クラス全体への教師の指導を聞いて、分かった気にさせてしまうのではなく、カンファランスは「あなたの強みは何で、さらによくなるためには何ができる」かを具体的に教師が生徒に語れる教え方です。

それができるためには、教師と一人ひとりの生徒との信頼関係がベースになければなりません。

その上で、この本では、3つの大切なことが紹介されています。それは、①頻度②焦点そして③フォローアップです。そのいずれかが欠けていても、カンファランスは成功したとは言えないという、スタンスを取っています。

① どうしたら、より頻繁に一人ひとりの生徒とカンファランスができるか?
 鍵は、教室運営にあると言います。何よりも、教師に指図されなくても、生徒たちが自分の判断で動ける教室をつくり上げることに。要するに、誰もが知っているWWやRWのローティンが大切だということです。それと同じレベルで、生徒たちに選択が提供されていること、物の配置が分かっていること、そしてパートナー(クラスメイト)と助け合える状態になっていることが。
 WWやRWの時間には、自分たちは「こういうふうに行動すること」が当たり前だという「規範」★ができあがっている状態にするわけです。
② 何を教えることが一つひとつの作品ではなく、書き手を育てるのか?
この本では、題材集め、構成、言語事項、焦点、主張(書き手の声)、入念に作り上げること(読み手が映像として描けられるものを提供すること)の6つの焦点を当てています。これら6つはジャンルに関係なく大切なものだからです。

③ 子どもたちが使いこなせるようにするにはどうしたらいいか?
フォローアップ抜きでは、なかなかそうなりません。そのためには、繰り返しの練習が必要で、それに対してその都度の教師の介入というよりは、励ましが必要であることを意味します。
 フォローアップの具体的な方法としては、形成的評価、ガイド書き(似た課題を抱えている子どもたちを集めての指導)、メンター・テキストの利用、作家の椅子での発表、そしてその他多様な共有の仕方(http://wwletter.blogspot.jp/2018/04/blog-post_13.html)などが柱になります。

①~③を通して、量と質の両方を伴ったカンファランスが実現されると主張されています。

 

この引用から、コーチングの励まし、動機づけがいかに大切かがわかります。

また、信頼関係が大切とありますが、誰から励まされるかが何より重要で、その関係

構築が肝であると思います。

 

実践として心がけているのは、教師だけでなく、子供たち同士の信頼関係の構築

目指し、双方向に動機付けができれば、頻度を担保できると思っています。

 

 

 

 

 

 

 

モチベーションを生み出す源泉

モチベーション

教育においては、必要不可欠なものです。

このモチベーションをどのように高めるか…

多くの教育的手立があると思います。

でも、どうして・・本当??ということが多いように思います。

理由を説明できない。

ICTの活用で主体的になるとか・・・・

 

ダンシングアインシュタイン

http://da-einstein.com/lecture/

 

https://dae001.peatix.com

私は、脳神経科学で、原理を知りたくて参加しました。

なにより参加してとても良かったです。

 

モチベーションを生み出す源泉を知る上でも何よりメタ認知が大切・・

 

行動に至るには、

思考と感情が働いている。

そして、この感情に働きかけるのが、モチベーション…

モチベーションは、人それぞれ・・

まずは、それを気づくことが大切であると…

 

今回参加して数多くの学びがあり、たくさんの刺激がありましたが、

まずは、モチベーションを高める手立てについて考えたことを書いていきたいと

思います。

 

講義の中で、まずは、何より、自身が気づく力 メタ認知の力を上げることが大切で、

ポジティブ記憶の表面積をあげることとおっしゃっていました。

脳は、本能的に、違和感、おかしいというネガティブなことを感じる機能は

高いが、ポジティブな機能は訓練していかないと育たないと・・

だからこそ、トレーニングをして、いい記憶の感情を思い出す作業をしていくことが

大切であると・・

具体的には、自分のいいところ探し、他人のいいところ探し等・・

繰り返していく中で、脳のモチベーションを感知する表面積が大きくなり、

何気ない日常の幸せに気づいていくことができると・・

 

私自身は、NHKの奇跡のレッスン のゴルフ編 のコーチの指導法を観て、コーチが

日記を書く際、「いいところ できるようになったことだけ書くようにしなさい」

と言っていたのを真似て、実践していたのですが、脳神経科学の原理を知り、

腑に落ちました。


奇跡のレッスン 世界の最強コーチと子供たち【ゴルフ】前編

 

 

 

モチベーションが高い状態とは、  (ドーパミンが多く出ている状態)

情動が働き、

 

SEEK ・・・ 脳が快のポテンシャルを感じている状態・・ 

       過去の経験から、経験したことはないが類推して 良さそうだ・・・

       好奇心や探究心はこの状態であると・・

WANT・・・ 〜したい 過去に学習済みで、経験したことをもう一度やりたい状態

       記憶の痕跡が導いている状態のこと

 

TRY  ・・・・より困難なことにやってみようという状態 

 

LIKE ・・・・体験学習を何回も何回も繰り返し 

      快の記憶を重ねることで価値づけされた上で判断している状態のこと

 

という状態のことだそうです。

 

この情報から考えたことは、

①リフレクションの質が何よりも大切ということ・・

②快の情動が働くWANTの状態の経験を多くさせることが好奇心、探究心を育む上

 でも大切ではないかということ 

 

①では、

振り返りの質を担保しないと、 体験学習が生きてこないということを感じました。

つまり、体験学習は、(エピソード記憶+感情記憶)で記憶されますが、ここで、

体験の振り返りを、言語的なものだけ、または、描写だけで終わらせてしまうと、

メタ認知ができないということです。

しっかりとエピソードとセットで振り返りをすることが大切だと感じました。

また、同時に、非言語の感情も振り返らないといきてこないということです。

 

②では、

好奇心や探究心が育まれるのが、SEEK、過去の経験からの類推ということである

ならば、たくさんのWANTの経験を積ませることで、モチベーションの面を増やす必要

があるのではないかと思いました。

その結果、好奇心、探究心が高い子供に育てることができるんではないかと・・ 

実践の中で、PBLの設計面を考える上で、大変勉強になりました。

 

また、脳のモチベーションを考える上で、遊びが、好奇心、探究心に繋がっているとい

うことがわかりました。

遊びと学びの境界線は、WANTからの類推 ここが教育の手立ての考えどころの

ような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

遊びと学習の境界

Most Likely to Succeed

このドキュメンタリーは、アメリカ、サンタモニカにあるHIGH Tegh HIGHの学校の様

子を追ったドキュメンタリーです。

 

先週参加した風越コラボ、

以前に参加したイベントでこのドキュメンタリーを見ました。

 

何をどれぐらいどう教えるかは教師の裁量に任されている。1年契約であるにも関わらず知的自由を求めて熱意ある教師が応募してくる。HTHでは教科書や試験、成績表がない。生徒たちはクラス単位でプロジェクト学習に取り組み、学期末に一般公開される展示会のための作品制作での失敗や成功を通じて人間的にも成長をしていく。


Most Likely to Succeed Trailer, Japanese

 

 

遊びが学びに欠かせないわけ

 オンラインで読書会に参加しているですが、今回はこの本でした。

 

遊びが学びに欠かせないわけ―自立した学び手を育てる

遊びが学びに欠かせないわけ―自立した学び手を育てる

 

 

今回のブログは、この2つのこのことについて書いてみたいと思います。

 

遊び  

子供たちにとってなくてはならないもの・・

 

私たちは、子供たちに遊びを推奨している気はします。

でもどこからどこまでが遊び?? 

大人は、何か固定概念をもっている気がします。

こんな遊びはOK・・  例えば 自然の中で遊ぶとか・・ みたいな

こんな遊びは駄目・・ 例えばゲームとか・・ みたいな

また、遊びと学習を切り離している気がします。

遊びはここまで、次から学習です・・・ みたいな

 

この本では、

遊びは、まず何よりも自由であること、

得られる楽しみは、自由な中で、我を忘れる感覚

人が何をしなければならないかではなく、何をしたいかということ・・・

遊びの重要な要素は、自己選択と自主的・・

と書かれています。

 学校での遊びのことについて多くを考えさせられます。

 

また、この本を読んでいて、このドキュメンタリーの子供たちの様子が思い出されまし

た。

この学校の生徒たちは、作品を作る為に、我を忘れて取り組む姿が見られます。

それは、勉強をしている姿ではありませんでした。

まさしく遊びなのではないかと・・

 

学習と遊びの境界線がない。

 

これが、この生徒たちが大きく成長している要因なんだろうなと思いました。

 

また、本には、遊びがもっているパワーについて以下のことが書かれています。

 

①いい結果を出すような圧力は、新しい学びを妨げる

②創造的になるように求める圧力は、創造性を妨げる

③遊び心を誘導すると、創造性や洞察のある問題解決力が高まる

④遊び心の心理状態が、年少者が論理的な問題を解くのを可能にする

 

もはや教師が創造的になれとか教師が考える状態に子供たちをもっていこうとすること

自体が、新しい学び、創造性を妨げる状態になっていると・・

とても考えさせられます。 大人の社会でもそうだと思います。 

遊び心を誘導する ここがとても大切なんだと・・

大人が無理に介入しすぎないこと この匙加減がとても大切なんではないか思いまし

た。

 

更に、本の中で

人間の本質的な重要な要素

好奇心、遊び心、社会性 

が幼い頃から人間には、備わっていると書かれています。

 

その能力を信頼することが大切だと・・

大人が無理に介入することは、この能力を奪ってしまうと・・

 

 

まずは、子供たちを信用して、そのマインドを変えていくことが大切なのかなと

思いました。 

 

この遊びについては、更にまた、考えていきたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

環境の設定、関係性の構築について

環境の設定について

子どもたちが、たくさんの経験を積み重ね、学びを充実したものにしていくには、安

心、安全な場の設定、関係性の構築はとても大切なことだと思っています。

 

中でも参考にしているのは、

ダニエル・キムの組織の成功循環モデル です。

http://164s.net/2279.html

 

 関係の質→思考の質→行動の質→結果の質

 

結果の質が悪いからといって、行動を変えようと変容を促しても、効果はなく、

むしろ、関係を悪くしてしまうというもの…

だから、まずは、関係性の向上が大事というものです。

 

そして、関係性の質を上げるには、対話が大切といわれています。

ただ、対話といっても対話のレベルがあり、まずは、雑談に近い対話、何気ない話題を

を繰り返し続けることが大事であると考えます。

また、そのことにより、自己肯定感が上がると考えています。

なので、クラスでは、毎朝、違うペアとペアの対話を繰り返し行なっています。

プロジェクトアドベンチャーも繰り返しこの時期にたくさん行っています。

 

そこから更に、哲学対話等、個々の価値観が現れやすい対話等の提示により、

関係の質がぐっと縮まると考えています。

 

また、ここ最近は、組織の成功循環モデルだけでなく、個人の幸せの実現に注目し、

幸福学を研究されている慶応義塾の前野教授の幸せの4因子の考えを用いて

実践を行なっています。https://www.motivation-up.com/motivation/4factor.html

www.motivation-up.com

幸せの4因子とは、

①やってみよう因子 (自己実現と成長の因子)

②ありがとう因子  (つながりと感謝の因子)

③なんとかなる因子 (前向きと楽観の因子)

④あなたらしく因子 (独立とマイペース因子)

 

というものです。

4つの因子の高める具体的な手立てとして、私が行っているのが、

①やってみよう因子では、自分が成長していることを実感させること

 →  リフレクションの振り返り 成長を実感させる言葉がけ等

 

②ありがとう因子では、友人の数が多いというよりも、

 幅広い友人関係がいた方がいい・・ と言うことから

 → いろんな種類の友達ができるような手立て 

 毎日、別の友達とのペアの対話 プロジェクトアドベンチャー 

 サークル対話

 

③なんとかなる因子では、

 数多くの経験や失敗からの立ち直りを支援すること。(失敗の許容、支援)

 また、自己受容がキーワードであるので、

 → 感情に意識したリフレクションを通して、自分自身を受け入れ、他人と比較しない

  ことを意識づける。

 

④あなたらしく因子では、人目を気にせず、物事を楽しめることが重要・・

 チャレンジの推奨、また、マイペースを維持するには、メタ認知のトレーニングが

 重要なので、日々のリフレクション、リフレクションカードの実践の行っています。

 

以上のことから、環境面の支援を行い、関係性の構築を行っています。

 

 

 

始めました

自由と自由の相互承認

ブログ始めました。

このブログでは、日々の実践をリフレクションしたいと思います。

 

第一弾は、このテーマについてのリフレクション・・

 

先日、風越コラボ キックオフイベントに行ってきました。

多様な方々の集まりで大いに刺激になりました。

イベントでは、午前中 Most likely to succeed の上映会があり、

午後は、一つのテーマについてワールドカフェで対話を行うというものでした。

そのテーマは、「一人一人の「生きたいように生きたい」(自由)を実現させるには

どうしたらよいでしょう? また、その「相互承認」は、どうすれば可能になるでしょ

う?」というものでした。

http://kazakoshi.jp/e-colab/

 

普段、私自身が大切にしていることを改めて考える機会があって、とても有意義な時間

を過ごすことができました。

私自身としては、このことについては、以下のように考えています。

 

それは、「質の高い経験を積み重ねること」「質の高いリフレクション」

そのことで、可能になるのではないかと・・

多くの経験を通し、自身を見つめる目をもつことで、生きたいように生きる自分を見つ

けることができ、また、リフレクションを積むことで、自己理解、他者理解を含め、相

互承認ができると思っています。

 

「質の高い経験を積み重ねること」については、学校、家庭を通じて、多くの失敗も

含め、数多くの体験を積み重ねることが大切であると思います。

学習面(授業)においては、苫野さんが言われている

「個別化」、「協同化」、「プロジェクト化」を進めています。

このことについては、また、別の機会に書いていきたいと思います。

 

また、「多様な価値観の出会い」がこの中で大切であると思っています。

一つは、多様な大人との触れ合い・・・

総合的な学習で、社会との繋がりを含めた学習等。

もう一つは、従来の価値観への揺さぶり

クラスの子どもたちの価値観を揺さぶることが大切であると思っています。

具体的に言うと、「みんな同じからみんな違う」に気づくこと。

対話を重ね、価値観に気づいていくことが大事であると思います。

 

次に「質の高いリフレクション」についてですが、

リフレクションの有用性については、大事と捉えられていますが、リフレクションの

質、リフレクションの質を上げていくことについては、議論が少ないように思っていま

す。

リフレクションの質が上がらなければ、良質な経験を積んでも、概念化ができず、

成長が止まってしまうと思います。

このことについて、私は、自己内対話を進める上で、感情にアプローチすることと、

多くの問いを持つことが大事であると思います。

このことについても今後、書いていきたいと思います。

 

私は、この二つの

「質の高い経験を積み重ねること」「質の高いリフレクション」

が自身の教育の実践の両輪だと考えています。

 

ただ、この実践が軌道に乗るには、子供達が、安心安全な場で学ぶという環境面の設定

が大事であると考えてます。

次回は、この環境面のことについて書いていきたいと思います。