日々のリフレクション

小学校教員の日々の実践ブログ 〜リフレクション〜 

モチベーションを生み出す源泉

モチベーション

教育においては、必要不可欠なものです。

このモチベーションをどのように高めるか…

多くの教育的手立があると思います。

でも、どうして・・本当??ということが多いように思います。

理由を説明できない。

ICTの活用で主体的になるとか・・・・

 

ダンシングアインシュタイン

http://da-einstein.com/lecture/

 

https://dae001.peatix.com

私は、脳神経科学で、原理を知りたくて参加しました。

なにより参加してとても良かったです。

 

モチベーションを生み出す源泉を知る上でも何よりメタ認知が大切・・

 

行動に至るには、

思考と感情が働いている。

そして、この感情に働きかけるのが、モチベーション…

モチベーションは、人それぞれ・・

まずは、それを気づくことが大切であると…

 

今回参加して数多くの学びがあり、たくさんの刺激がありましたが、

まずは、モチベーションを高める手立てについて考えたことを書いていきたいと

思います。

 

講義の中で、まずは、何より、自身が気づく力 メタ認知の力を上げることが大切で、

ポジティブ記憶の表面積をあげることとおっしゃっていました。

脳は、本能的に、違和感、おかしいというネガティブなことを感じる機能は

高いが、ポジティブな機能は訓練していかないと育たないと・・

だからこそ、トレーニングをして、いい記憶の感情を思い出す作業をしていくことが

大切であると・・

具体的には、自分のいいところ探し、他人のいいところ探し等・・

繰り返していく中で、脳のモチベーションを感知する表面積が大きくなり、

何気ない日常の幸せに気づいていくことができると・・

 

私自身は、NHKの奇跡のレッスン のゴルフ編 のコーチの指導法を観て、コーチが

日記を書く際、「いいところ できるようになったことだけ書くようにしなさい」

と言っていたのを真似て、実践していたのですが、脳神経科学の原理を知り、

腑に落ちました。


奇跡のレッスン 世界の最強コーチと子供たち【ゴルフ】前編

 

 

 

モチベーションが高い状態とは、  (ドーパミンが多く出ている状態)

情動が働き、

 

SEEK ・・・ 脳が快のポテンシャルを感じている状態・・ 

       過去の経験から、経験したことはないが類推して 良さそうだ・・・

       好奇心や探究心はこの状態であると・・

WANT・・・ 〜したい 過去に学習済みで、経験したことをもう一度やりたい状態

       記憶の痕跡が導いている状態のこと

 

TRY  ・・・・より困難なことにやってみようという状態 

 

LIKE ・・・・体験学習を何回も何回も繰り返し 

      快の記憶を重ねることで価値づけされた上で判断している状態のこと

 

という状態のことだそうです。

 

この情報から考えたことは、

①リフレクションの質が何よりも大切ということ・・

②快の情動が働くWANTの状態の経験を多くさせることが好奇心、探究心を育む上

 でも大切ではないかということ 

 

①では、

振り返りの質を担保しないと、 体験学習が生きてこないということを感じました。

つまり、体験学習は、(エピソード記憶+感情記憶)で記憶されますが、ここで、

体験の振り返りを、言語的なものだけ、または、描写だけで終わらせてしまうと、

メタ認知ができないということです。

しっかりとエピソードとセットで振り返りをすることが大切だと感じました。

また、同時に、非言語の感情も振り返らないといきてこないということです。

 

②では、

好奇心や探究心が育まれるのが、SEEK、過去の経験からの類推ということである

ならば、たくさんのWANTの経験を積ませることで、モチベーションの面を増やす必要

があるのではないかと思いました。

その結果、好奇心、探究心が高い子供に育てることができるんではないかと・・ 

実践の中で、PBLの設計面を考える上で、大変勉強になりました。

 

また、脳のモチベーションを考える上で、遊びが、好奇心、探究心に繋がっているとい

うことがわかりました。

遊びと学びの境界線は、WANTからの類推 ここが教育の手立ての考えどころの

ような気がします。