日々のリフレクション

小学校教員の日々の実践ブログ 〜リフレクション〜 

環境の設定、関係性の構築について

環境の設定について

子どもたちが、たくさんの経験を積み重ね、学びを充実したものにしていくには、安

心、安全な場の設定、関係性の構築はとても大切なことだと思っています。

 

中でも参考にしているのは、

ダニエル・キムの組織の成功循環モデル です。

http://164s.net/2279.html

 

 関係の質→思考の質→行動の質→結果の質

 

結果の質が悪いからといって、行動を変えようと変容を促しても、効果はなく、

むしろ、関係を悪くしてしまうというもの…

だから、まずは、関係性の向上が大事というものです。

 

そして、関係性の質を上げるには、対話が大切といわれています。

ただ、対話といっても対話のレベルがあり、まずは、雑談に近い対話、何気ない話題を

を繰り返し続けることが大事であると考えます。

また、そのことにより、自己肯定感が上がると考えています。

なので、クラスでは、毎朝、違うペアとペアの対話を繰り返し行なっています。

プロジェクトアドベンチャーも繰り返しこの時期にたくさん行っています。

 

そこから更に、哲学対話等、個々の価値観が現れやすい対話等の提示により、

関係の質がぐっと縮まると考えています。

 

また、ここ最近は、組織の成功循環モデルだけでなく、個人の幸せの実現に注目し、

幸福学を研究されている慶応義塾の前野教授の幸せの4因子の考えを用いて

実践を行なっています。https://www.motivation-up.com/motivation/4factor.html

www.motivation-up.com

幸せの4因子とは、

①やってみよう因子 (自己実現と成長の因子)

②ありがとう因子  (つながりと感謝の因子)

③なんとかなる因子 (前向きと楽観の因子)

④あなたらしく因子 (独立とマイペース因子)

 

というものです。

4つの因子の高める具体的な手立てとして、私が行っているのが、

①やってみよう因子では、自分が成長していることを実感させること

 →  リフレクションの振り返り 成長を実感させる言葉がけ等

 

②ありがとう因子では、友人の数が多いというよりも、

 幅広い友人関係がいた方がいい・・ と言うことから

 → いろんな種類の友達ができるような手立て 

 毎日、別の友達とのペアの対話 プロジェクトアドベンチャー 

 サークル対話

 

③なんとかなる因子では、

 数多くの経験や失敗からの立ち直りを支援すること。(失敗の許容、支援)

 また、自己受容がキーワードであるので、

 → 感情に意識したリフレクションを通して、自分自身を受け入れ、他人と比較しない

  ことを意識づける。

 

④あなたらしく因子では、人目を気にせず、物事を楽しめることが重要・・

 チャレンジの推奨、また、マイペースを維持するには、メタ認知のトレーニングが

 重要なので、日々のリフレクション、リフレクションカードの実践の行っています。

 

以上のことから、環境面の支援を行い、関係性の構築を行っています。